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| モンキー ビジネス 2008 Fall vol.3 サリンジャー号 J.D.サリンジャー |
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定価:¥ 1,050 (税込み) 価格:¥ 1,050 (税込み) メーカー:ヴィレッジブックス 著者:J.D.サリンジャー
発送可能時期など: 通常2~5週間以内に発送
ユーズド価格:¥ 1,888~ (税込み)
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ユーザーレビュー リマスター新盤の魅力 (2008-10-26)
「コネチカットのアンクル・ウィギリー」(野崎孝旧訳では、「コネチカットのひょこひょこおじさん」)の会話のドラマの鮮やかさに、ハッとさせられました。ユダヤ系の共同体、その知的な共同体から少し離れたところにいる主人公、過去の思い出、友情、そうした主人公のすぐそばにいる子供たち。説明は少なく会話がメリハリよくポンポン続く構成なので、読み取るのに少しの苦労がありますが、こういう作風の映画(ニキータ・ミハルコフ?もっとダイレクトにはウッディ・アレン)に馴染みがあれば、とても面白く読むことができます。柴田元幸訳は、野崎訳のデジタル・リマスター版といった趣で、細部までくっきり焦点が合っている訳文であるような気がします。ただし、二つの訳を読み比べたり、原文と照らし合わせたりしたわけではなく、ただの印象論ですが。きっと注釈のしがいのある小説なのだと思いますが、あとがきも何もなしに本文だけで構成されているところが、とてもクールだと思います。装丁もベリー・グッドです。ただしこういう具合の精神の繊細さ(というかトンガリ具合)は、思春期後期特有のもので、それを文章で極めて見事に掬い取っているのですが、何というかうまく言えないのですが、とても危険な作業なのだと思います。結局、サリンジャーは小説の筆を折り、世捨て人として一人隠れ住んで、性狷介な伝説の作家となっていくのですが、立ち入り危険な精神の領域を描いたからだったようにも思われてきます。後知恵かな??追記:そういえば、村上春樹が昔『フラニーとゾーイー』を関西弁で訳してみたいと言っていました。そのときはキワモノと思って、顔をしかめたのだけれど、柴田訳ナインストーリーズと並べて是非読んでみたい。実現してくれないだろうか。 |
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